15年ぶりの日本での年越しはあっさりと過ぎた。
ここ数年、正月と花見シーズンだけ日本が恋しかった。その時だけどこでもドアを妄想する。年越しそばとゆく年くる年と夜中の初詣。実は、そんな日本らしい正月を最後におくったのはいつだったか思い出せない。日本に住んでいた時も、年越しはパーティに繰り出すのがいつものことだった。
もう具体的に思い出せないしそれが本当に楽しかったかどうかも自信がない妄想の中の「日本の正月」が南インドのゴアのいつもの私の生活とあまりにかけ離れていたので余計ノスタルジーを感じていたんだなきっと。
15年ぶりの日本での年越しは、どちらにしろ夜な夜な繰り出すオプションはないので15年どころかたぶん25年ぶりくらいに実家で年越しそばを作って成り行きで紅白の前に座ることになってしまった。紅白の感動ボタンが全くない自分に愕然とするけどゆく年くる年にしみじみする。
そういえば、神社仏閣って、修復はしても基本的に「模様替え」ってない訳でいつでも同じ顔で迎えてくれるのがいいところな訳だから何十年ぶりであろうと変わらない、ので日本各地の神社仏閣から中継するゆく年くる年も、変わってない感があるのだ。だから素直に懐かしがれるんだなきっと。
健康は宝。去年も今年もこれからもこれに尽きる。みんな元気で。今年もよろしくお願いします。